遅ればせながら
今年もよろしくお願いします(遅過ぎ?)
大変お久しぶりですが、僕もクラスのみんなもそしてパブロ先生も元気であります!(この写真は結構前のですが、、)
3年目のバーゼル留学生活も早、半年が過ぎようとしています。色々なことがありましたが、主な出来事を写真と共に手短に書いていきたいと思います。
1、お引っ越しをしました。前の大家さんがあまり親切ではなく、シェアメイトも音楽家ではなかった為、気を使ってしまい、集中して練習するのが大変でした。
今は同じギター科の友達のマリサ(日本人みたいな名前だけどスイス人)とシェアをしているので、心置きなく練習出来ています(有り難い)
2、マウリツィオ・ビアシーニ国際ギターコンクールがバーゼルで行われました。審査委員長としてアメリカ出身のギタリスト、デイヴィド・タネンバウム(現代音楽の分野ではとても有名)が招かれ、マスタークラスとコンサートも行われました。コンクールはとてもレヴェルが高く、テクニックだけのつまらない演奏をしていた人(いわゆるコンクールギタリスト?)は少なく、みんなそれぞれの個性がしっかり出ていてとても楽しめました。
いやー、参加しないと気が楽でいいですね(笑)シエナの講習会で知り合った友達も参加していて、久々の再会に盛り上がりました!
去年パブロのクラスを卒業したファビアンが3位入賞!おめでとう!
3、"Basel Plucks festival for lute and guitar"というバーゼル音楽院とスコラカントルム(古楽専門)が連携して開催したリュートとギターの為のフェスティバルがありました。バーゼル音楽院とスコラカントルムは同じ敷地内にありながら今まで隔たりを感じていたのですが、このフェスティバルによって互いの距離がグンと近くなった気がします。レクチャーとコンサート尽くしの素晴らしい5日間でした。
ドイツから学生が数人、このフェスティバルに参加しに来ていたので、色々と語り合う事が出来ました。
4、1月はギターデュオのコンサートと、それからバーゼルで初めてソロコンサートをしました。
デュオコンサートは2回あったのですが、どちらもBruggというバーゼルから電車で40分くらいのところにある小さな町で1つ目は木造の素敵な教会で、2つ目はとても可愛らしいレストランでありました。Bruggは一緒に演奏したマリサの地元で、今回もその流れで演奏の話を頂きました。
お客さんも大変熱心に聴いて下さって、とても良い雰囲気のコンサートになりました!
レストランで弾いた時に、演奏後、お花ではなく、なんと地元でとれたという野菜とワインを頂きました
とっっっても美味しかったですよ
さて、ソロコンサートは自分で企画し、学校へお願いしてホールを借りて行いました。
というのも、バーゼルに来てからは、クラスの発表会は何度もあり、そこで1、2曲弾くことはあったものの、1時間以上のプログラムを弾くことは無かったので、勉強のモチベーションも落ちて来てるし、何か近いところに目標を立てないといかん!と思い、コンサートの自主企画を思い立ったのでした。
弾いた曲は以下の通りです。
演奏している人は誰しも思うことだと思うのですが、人前で演奏する時に1番怖いのは精神的なことから来る体の変化にどう対処するか(コントロール出来るか)ということだと思います(手が冷えたり、それによって体が固くなり、力が入りすぎてしまったり)。
演奏する時は緊張していないと良い演奏は出来ないのですが、頭や心の良い緊張感とは裏腹に、身体が緊張してしまうと良く無いんですよね。
パブロ先生からはやはり、「これからはもっと人前で弾く機会を増やしていったらいい」と言われました。
スコラのリュート科のジォーゴとのデュオ。彼とはヴァルデラーバノのヴィウエラ2重奏曲をリュートとモダンギターで演奏しました。なかなか無いコンビネーションだと思いますが、以外と上手い具合に音色が合い、大変おもしろかったです。ジォーゴの先生はホプキンソン・スミスでリュート界の巨匠ですが、レッスンを受ける機会があり大きな体験でした。気さくな先生で、ユーモアたっぷりのレッスンは素晴らしかったです。
ざっとこんなところかなぁ、、。
2月は日本に帰って来てて、また明日バーゼルに戻ります。皆様お世話になりました!
会えなかった人も沢山いますが、次回の帰国の時に是非お会いしましょう!
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