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音楽

2023年6月15日 (木)

ゆふいん音楽祭

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7月に行われるゆふいん音楽祭に出演します。

35年続いたゆふいん音楽祭は2010年に一旦幕を閉じたのですが、今年10数年の時を経て復活したことは本当に嬉しいです。

(数年前から一公演のみの開催はありました)

まだ音楽に興味を持つ前から両親に連れられて聴きに行ってましたが、1番の楽しみは演奏ではなく前夜祭でのパントマイムの時間でした(笑)

高校1年でクラシックギターを本格的に始めた年に自分もゆふいん音楽祭の実行委員として関わるようになりました。

そして幸運にも小林道夫先生に演奏を聴いていただき(最初は父の尺八とギターで)、それから先生のお宅にお邪魔するようになり、レッスンやアンサンブル、そして色々なお話を聞かせてくださいました。

高校3年生の時に音楽祭の前夜祭に道夫先生との2重奏で出演させていただきましたが、後にも先にもこれほど緊張した舞台はありません。

それ以降、ゆふいん音楽祭のメインコンサートで演奏することが僕の目標になっていました。

去年湯布院でリサイタルを行った際、かつてゆふいん音楽祭の実行委員長を務めてこられた昌邦さんから「来年音楽祭をするから出演してくれる?」とお声をかけていただきました。

とても嬉しい気持ちと同時に、気が引き締まる思いでした。

共演をしてくださる佐藤裕希恵さんは、同じ年にスイスのバーゼルに留学していた友人ですが、僕自身佐藤さんの歌声のファンです。

本当に素晴らしい歌手なので是非聴いていただきたいです。

もうひと方の高本一郎さんは、自分が高校生の時にゆふいん音楽祭に出演されていて、高本さんの演奏はとても印象に残っています。

優しい人柄が音にも表れていて、リュートという楽器がピッタリだなぁと思いました。

そんなお二人と音楽ができることが今から楽しみです。

お時間ございましたらお越しいただけると幸いです。

2020年3月 2日 (月)

2つの演奏会

2つのコンサートのお知らせです。

 

1つは3月22日(日)にエスポワール音楽院にてレクチャーコンサートを致します。

ギターの歴史や当時使われていた楽譜のことなどをお話しします。

バロックギターと19世紀ギターを使ったミニコンサートも行いますので、是非お越しくださいませ!

限定10名ですので、お早めにご予約お願い致します。

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もう1つは4月4日(土)朝倉市にあるギャラリーコバコ(Gallery Cobaco)さんでこちらもバロックギターと19世紀ギターを使ったコンサートを致します。

以前一度演奏したことがあるのですが、素敵な空間でとても好きな場所の一つです。

また4月3日(金)〜5日(日)まで八女提灯展をされています。提灯の明かりをバックに演奏できるのはとても楽しみです。

コンサートは2回公演で1公演の定員は15名となっております。さらにコンサートの前後には日本酒飲み比べがあるそうなのでお時間のある方は是非!自分も飲みたいなぁ(笑)

 

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皆様のお越しをお待ちしております!

2019年9月19日 (木)

帰国、そしてこれから

いつもながら大変久しぶりの更新です。

先月8年間の留学を終え完全帰国致しました。

この8年間は言葉では言い表せないくらい多くのことを経験させてもらいました。

素晴らしい先生方、そして友人達にも恵まれて本当に充実した留学生活を送ることができました。

両親を始め応援してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

これからは福岡と東京を中心に活動していく予定ですので、今後とも宜しくお願い致します。

ブログのタイトルも変えないといけませんね〜。

 

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                          ホプキンソン・スミス先生、同期のブノワ

 

 

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僕の横がパブロ・マルケス先生、左はリューティストのエドワルド・エグエス

2018年7月24日 (火)

一時帰国コンサート

いつも通り久しぶりの更新です。。
もう頑張って書きますとは言わないようにします


日本の夏は本当に暑いですね〜。心身、楽器共に参っております。

7月と8月にかけて福岡、山梨、大分、東京、横浜の5カ所で演奏会があります(福岡、山梨での演奏会は終了しました)。

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みんなバーゼルの古楽科スコラカントルムにて共に勉強している仲間です。
今回日本では初めて古楽器(19世紀ギター、バロックギター)で演奏します。
バーゼル歴は僕が1番長いのですが、古楽奏者としては1番ペーペーなので食らいついていこうと必死です。彼らとのアンサンブルはとても楽しいですし、非常に勉強になります。
ソロからクァルテットまで様々な組み合わせで演奏します。

嬉しい事に東京公演は満員御礼と成りました。大分と横浜公演は少しお席がございますのでお時間のある方は是非お越しくださいませ!

2017年1月 4日 (水)

去年を振り返ってみる

新年明けましておめでとうございます!
首の皮一枚で続いているこのブログですが、今年の抱負の一つにブログをもっと書くということを挙げたいと思います。

去年を振り返ってみるととても波のある1年でした。
BA(学士)の4年間をやりきったという気持ちが強く、またその夏の韓国のコンクールで2位(1位なし)を頂けたこともあり、マスター(修士)の1年目は、燃え尽き症候群状態になり、大分ギターから気持ちが離れていました。


韓国のコンクールで審査員をされていたオスカー・ギリア先生が、コンクール後にまたシエナの講習会に来なさいとおっしゃって下さったので、去年の夏行くことにしたのですが、初日に行われるオーディションに落ちてしまい、レッスンを受けることが出来なかったのです。
自分自身に対する悔しさ、恥ずかしさ、情けなさでいっぱいでした(過去2回ファイナルコンサートで演奏していたので)。一方でオスカー先生はすべてお見通しなのだと感服しました。やはりその時、その瞬間で心の籠った演奏をしないと容赦なくNoと言うオスカー先生の厳しさ(当たり前のことだけれど)に、ハッとなり、「ギターが弾きたい」と思ったのです。ギターから離れていた心(気持ち)がまた戻って来た瞬間でした。

ゆっくり人のレッスンを聴講することが出来たし、週末は他の町に出かけたりと、良い時間を過ごすことが出来ました。


シエナの講習会の1ヶ月後に、オスカー先生のレッスンを受ける為、ガルニアーノの講習会に参加しました。
本当に素晴らしいレッスンでした。

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ミソルとの韓国&日本でのツアーもとても大きな経験でした。いろいろとハプニングもありましたが(笑)。
2週間で9つのコンサートは今まで経験したことがなかったので不安もありましたが、沢山の方々に支えて頂き、やり通すことが出来ました。このコンサートについてはまた別に書きたいと思います。

2015年9月 3日 (木)

日本でのコンサート

もう間近に迫っていますがコンサートのお知らせです。

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こちらは定員一杯となりました!ありがとうございます。
福岡を中心に活動されている壇遼さんとのデュオコンサートです。
3年前にも一緒しましたが、今回はさらに面白いデュオになりそうです♪

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こちらは今年オープンした大分県立美術館でのソロコンサート。
30分のミニコンサートで14時からと16時からです。無料ですので是非フラっとお越し下さいね。

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こちらはもう終わった演奏会なんですが、8月29日に耶馬渓の下郷音楽堂・喫茶Noelにてフルーティストの麻生恭子さんとのデュオコンサートがありました。
普段は喫茶店をされているそうですが、名前の通りちゃんと音響を考えて建てられたそうで、響きが素晴らしかったです!
ここのマスターは演奏会になるとオネェに大変身!(通称オスカル)
司会進行をしてくださり、今までにないパターンで楽しいコンサートになりました。
少しだけ演奏とオスカルのおしゃべりがFaceBookで見れます。だれでも見れるよう一般公開してあると思うので、興味のある方是非ご覧下さい!

下郷音楽堂Facebookページはコチラ→

2014年12月25日 (木)

帰国とコンサート

メリークリスマス
今回はコンサートの為、日本に帰って来ています!
年末年始を日本で過ごすのは実に4年ぶりです。

先日23日にはニット作家であり画家の竹下洋子さんとのコラボレーションがありました。
この企画は「びび」(大分県芸術文化友の会)の会員限定だったので僕自身は宣伝をしませんでしたが、とても素晴らしい会で、また一般の方に向けて出来る機会があると良いなと思いました。


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竹下さんの描く音、リズム、色彩、モノクローム等、演奏していると、音楽と共通している点がもの凄く多いことに気がつき、一緒にアンサンブル(室内楽)をしている感覚になりました。
そしてこれらの素晴らしい作品が生まれました!


絵が完成したあとはティータイムがありました。

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これらの素敵なスイーツをコーディネートしてくれたのは別府を拠点に活動している宮川園さん。
宮川さんは僕が事前に送っていた演奏のサンプルと竹下さんの絵をみて全部イメージされたそうです。
今回は「五感と出会い六感を磨く」というテーマでしたが、まさにそういうコラボになったのではないかと思います


さて1月にもう一つコンサートがあります!

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大分を拠点に活動しているフルーティストの麻生恭子さんとのデュオコンサートです
武満徹の「海へ」、ピアソラのタンゴの歴史やジュリアーニのソナタなどを演奏します。
ギターソロも少しあります^^

麻生さんとは僕が高校1年の時にゆふいん音楽祭でお会いして以来の付き合いで、何度か演奏していますが、フルプログラムでの演奏会は今回が初めてです。お時間のある方是非いらしてくださいね!

2014年8月22日 (金)

一時帰国コンサート

日本に帰って来ています!湿気の多さにビックリしています。

FBに載せた文ですが、ここにも載せます。

コンサートのお知らせです。
8月30日に福岡のあいれふホールにてリサイタルを致します。
その日は僕が留学前に勉強していたフォレストヒルミュージックアカデミーの発表会があり、発表会の後にコンサートの枠を設けて頂きました。


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先日福岡公演で共演する夏川由紀乃先生とのリハがありました。夏川先生は留学前にソルフェージュを習っていた先生で、16歳の時からお世話になっていて、最初の頃はト音記号の書き方もわからない、聴音もてんでダメだったのですが、本当に鍛えて頂きました。今回2重奏が実現出来て嬉しいです。2時間半程のリハもあっという間で、とても勉強になりました♪素晴らしいピアニストです!


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9月5日は地元湯布院でコンサートです。場所は空想の森アルテジオという美術館なのですが、音響がとても素晴らしいです。

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先週美術館の中に併設されているラジオ局にフルーティストの麻生恭子さんと出演させて頂き、コンサートの宣伝をして来ました。

お近くの方、そうでない方もお時間がございましたら是非お越し下さい!

2013年8月28日 (水)

講習会と旅行

とてもお久しぶりです!2週間程旅に出ていました。

バーゼルからドイツ、チェコ、そしてハンガリーと回って帰って来ました。

まずバーゼルからドレスデンまで車での移動。去年アレッハンドロとパリに行った時に利用したネットヒッチハイクと同じで、電車で行くよりかなり安い値段ですし、mitfahrgelegenheit(http://www.mitfahrgelegenheit.de/#search_abroad)というサイトが管理していて安全です(100%とは言えないけど)
今回は友達のジョアオもドレスデンまで行く用事があるとの事で、一緒に行きました。

7時間かけてやっと到着!もう夜で暗かったけれども、ドレスデンの旧市街は素晴らしかったです。
大の酒好き、ジョアオとバーに直行! 


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                   酒飲みの先生です(笑)


次の日の朝はジョアオと共に、趣味で19世紀ギターを集めているという方のお宅を訪れました。
ほぼ全てのギターは無名で、いつ作られたのかもわからないという感じでした。
なので耳を疑ってしまう程安い値段で売っているんです。


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最終的にジョアオは2本のギターを買いました。合わせてなんと5万円!


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修理は必要だけれども、音色はとても素晴らしくこの値段はほんとに破格です。俺もほしいー(笑)
おめでとうジョアオ!


さて午後は今回の目的であるギター講習会に参加するために電車で移動。
しかし乗った電車は良かったのですが、途中で乗り換えないといけない事を知らず、随分と遠い所まで行ってしまいました駅まで迎えに来てくれると言ってくれた事務の方とも連絡が取れず、5時頃到着予定だったはずが、結局夜の9時頃になってしまいました。
会場の場所もホテルの名前もメモしてなかったので(駅から車で20分くらいの所らしい)、途方に暮れてたのですが、なんと同じ電車からギターを持った人が3人出て来たではありませんか!もしやと思い声をかけてみると、「君も講習会を受けに来たのかい?僕たちもなんだけど遅れちゃってね。僕は毎回来てて場所もわかるから一緒にいこう!」と。ああ、神様ありがとう


「ギターと自然」という題名のこの講習会はErlbachというチェコとの国境にあるドイツの小さな町で、毎年エドワルド・フェルナンデスが講師を務めています。
彼の事を初めて知ったのは2009年の庄内ギターフェスティバルでのこと。福田先生とのデュオコンサートそしてマスタークラスも素晴らしく、とても印象に残っています。そして2年前に来日された時にレッスンを受ける機会に恵まれたのですが、眼から鱗状態でした。その時にこの講習会の事を教えてもらい、今回参加しようと思い立ったのでした。


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レッスンではグランド・ソロ(F.ソル)、ファンタジア(J.ダウランド)、演奏会用エチュード(F.タレガ)の異なる時代の曲を弾きましたが、エドワルド先生は、それぞれの時代の音楽が当時どのように話されていたのか(演奏されて来たのか)を理解する事が大事だとおっしゃって下さいました。
そういう事ってただひたすらギターを練習するだけでは理解出来ないんですよね
もちろん練習する事はとっっっても大事ですが、それと同じくらい、当時書かれた絵や文献を読む事も大切だなぁと思います。僕たちは約1500年から今現代までの曲を弾かなければならないのだから。いや、弾く事が出来るのだから(幸せな事に!)


でもふと考えてしまうのですが、僕(たち)は現代に生きていながら、過去に作られた音楽を演奏している。しかも日本人でありながらヨーロッパで生まれた音楽を、、。勿論その音楽に心から感動しているからだし、考えてみると日本人の僕でも感動する事ができるということ。
留学して気づいた事は、ヨーロッパ人だからといってみんな(演奏者について)がクラシック音楽を理解できている、または感動できているということではないということ。多分それは当時当たり前だった音楽と生活との結びつきが今では薄いものになってしまっているからだと思う。


僕たちは本当の意味で、当時演奏されて来た音楽を完璧に再現する事はできないし、ただ再現する事がクラシック演奏家の役目ではないと思う。作曲家が残してくれた楽譜に命を吹き込む、つまり常に新しい事を生み出し共有していく事こそが、演奏家の人生なのかもしれない(まだ22そこらで偉そうなこと言ってんじゃない!と言いたくなりますが 笑)。
でもその為にはその曲を知ること、作曲家を知ること、その時代時代の精神を感じることが大切ですね。その為には毎日勉強、という所に辿り着いちゃいますね。


どんな物事でも、新しいものを生み出す時というのは、同時に、過去に人や自然が作り上げて来たものを大切にしていかなければ、良いものは生まれないんじゃないかと思います。
例えば同じギターでも、木に感謝し1本1本心を込めて作られたギターと、いっぺんに大量に木を切り、流れ作業で作られたギターとではやはり大きな違いが出来てしまいますよね。
僕たち現代の人々は、そういったことを忘れていってしまっているという現実をもう一度見つめ直さないといけないですね。


とまぁ、だいぶ遠いところまで話が飛んでしまいましたが(汗)、エドワルド先生はこれらの事柄を考えさせてくれるような方でした。自然が豊かなこのErlbach(エールバッハ)の町もその理由の一つかもしれません。
考えすぎて頭が痛くなりそうなので、ほっとする写真を

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                      ホテルの裏の山道


ではまた!

2013年3月 1日 (金)

日本滞在

久しぶりの更新です(すみません)

バーゼルに帰って来ましたが、寒く暗い日が続いております。早く暖かくならないかなぁ

日本滞在は3週間程でしたがとても素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。皆様色々とお世話になりました。
今回は師であるパブロマルケスが来日するということで、彼の演奏会を聴く為に帰って来ました。何せまだソロリサイタルを聴いたことがなかったので、それは聴き逃せません!協奏曲や室内楽は聴いたことがあったのですが、、、
福岡公演の主催は僕が以前勉強していたフォレストヒルミュージックアカデミーでしたので、記事に載せる為のパブロマルケスについての文章を書いてほしいとお願いされました。その中で「1曲の中で人生を聴かせてくれるギタリスト、いや芸術家と言いたい」と書いたのですが、こんな自信たっぷりに書いてよかったのかなぁと、正直不安になりました(苦笑)。もちろんパブロマルケスの音楽の素晴らしさはレッスンを受ける度に感じますが、どんな演奏会になるんだろうか、聴衆はどのように感じるのだろう、などと要らぬことを考えてしまいます。
でもリハーサルでバッハのヴァイオリンソナタのさわり聴いただけで、何もかも吹っ飛んでしまいました。少しの間言葉が出なかった。やっぱり楽器を超えて音楽をしているんだなぁと。演奏家というのはそうであるはず(べき?)なのですが、残念ながらギタリストでそういう人はとても少ない気がします。
安心を通り越して、早く皆に聴いてほしいという気持ちでいっぱいになりました。
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                会場の九州キリスト教会館
演奏会はやはり素晴らしかったです。師のことなので、沢山書きたいけれども、あまり書かないようにします(笑)
でも文章に書いて良かったなと、心から思いました。まさにそういう演奏会でした。
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                  両親と一緒に
パブロ先生に、両親に、聴きに来てくださった方々に感謝です。
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東京公演の後の打ち上げで、一緒に日本に来てくれたアレッハンドロと。
アレッハンドロとのコンサートのことも後日書きたいと思います。

より以前の記事一覧