スピーチ
今年のバーゼルの春はとてもおかしな気候でした。
長い冬が明けて夏のような暖かさになったかと思うとまた冬の寒さに逆戻り(の繰り返し、、)
花や木々もどうしたもんかと困っているようでした(笑)
でも待ちに待ってましたと言わんばかりの緑は本当に綺麗です。
人々も暖かくなるとひなたぼっこをしにライン川に集まります
見えるかな?すごい人の数!
さて、先日音楽史の授業でスピーチをしました(ドイツ語で)
1人1人が1人の作曲家(実際は何でもいいみたい)について30分程度話さないといけません。
僕はビウエラの事について話しました。日本でも今本が出版されたり、現代ギター(雑誌)で取り上げられたりとまた関心が上がって来ていると思いますが、ご存じない方の為に簡単に説明すると、ビウエラは16世紀にスペインで弾かれていた撥弦楽器で、ギターとかなり似た形をしています。
ギターと同じ6弦で(復弦)、調弦はルネッサンスリュートと同じなので(ギターの3弦のソの音をファ#にする)現代のギターでも弾けるんです。
スピーチはドイツ語か英語のどちらでもいいよと言われたのですが、自分にとったらどっちもスピーチ出来る程のレベルではない!(泣)と、途方に暮れていたのですが、知り合いや友達に手伝ってもらいながら、最終的になんとか話す内容を形にする事が出来ました。
ついに本番当日、ゆっくりだけどつまずかず、冷静に話し終えることが出来、ホッと一安心。
曲の紹介をする為に実際に演奏もしたのですが、みんな曲にとても興味を持ってくれてよかった
1536年から1576年の間に7人のビウエリスタがそれぞれ1つずつ譜本を出していますが、どれも心に染みる素晴らしい音楽です。ギターをお持ちの方ぜひ一度ポロンと弾いてみてください!
最後にこのブログのことですが、実はバーゼル生活2年目から家にネットを引いていません。なので学校かネットの使えるカフェで書くのですが、これがなかなか集中して書けない(泣)
いつも読んでくださっている方々には申し訳ないですが、9月頃引っ越しするまでこんな調子で書いていくと思うのでどうぞよろしくお願いします。
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