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2012年3月

2012年3月26日 (月)

ベルン

少々前のことになりますが、両親が遊びにきてくれた時にスイスの首都ベルンへ行きました。
ベルンには前から一度は訪れてみたいと思っていた場所です。中世の町並みがそのまま残っていて、旧市街は世界遺産に登録されています!


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大聖堂から撮った写真!上から見ると街の美しさが良くわかります。
スイスで一番高い大聖堂で、なんと100mもあるあるのだとかジェットコースターより怖かったですが登った甲斐がありました(笑)


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アルプスも見えました!三つ寄り添って立っている山が、アイガー・メンヒ・ユングフラウの有名三山!


お昼ご飯は日本料理店「歌舞伎」!お寿司、天ぷら、お味噌汁、日本茶&日本酒を頂きました(感動です)久々の日本食はほんとにホッとしますね〜。

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                          父と


さて、もう一つのお目当てはパウル・クレー・センターです。
パウル・クレーはスイスを代表する画家ですが、僕がこの画家のことを知ったのは、家に有った「クレーの絵本」という谷川俊太郎さんがクレーの絵に詩を付けた絵本です。初めて読んだのが何歳の時だったか忘れましたが、当時は絵の良さも、詩の意味も良くわかりませんでした。ただ、絵の色の優しさは不思議と印象に残ってました。年を重ね、また読み返してみると、前とは違った印象を受けますし、クレーの絵の世界、谷川俊太郎さんの詩の奥深さに引き込まれます。おすすめの絵本です!


パウル・クレー・センターにはクレーが生涯残した1万点のうちの約4千点が集まっているとガイド本に書いてありました!


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      建築家レンゾ・ピアノ(関西空港を設計した方)が設計したパウル・クレー・センター


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                    一番心にぐっときた絵「窓」

一つの美術館を見に行って、心に響く作品は1点有るか無いかですが、僕にとって今回はこの絵でした。もしかしたら写真禁止だったかもしれませんがこの一枚だけ撮ってしまいました(勿論フラッシュは焚いてないですよ)
貸し出している絵が多いのか、4千点は有りませんでしたが、すべてクレーの作品なのでたっぷり浸ることが出来ました。


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最後にベルンのシンボルである熊に出会えました。Bern(ベルン)はもともと熊=Bär(ドイツ語)から来ているそうです。とても大きくて迫力がありました!でもかわいい(o^-^o)


ベルンの街とご飯を堪能出来ました。両親へありがとう!

2012年3月12日 (月)

天災と人災

震災から早1年。なんと言ってよいか、、、言葉が見つかりません。
亡くなられた方々へ心からご冥福をお祈りします。
私は黙祷ではなく、ルネッサンスの曲を祈りとして弾かせて頂きました。
被災された方々へも、1日でも早く元の生活に戻れるよう願うばかりです。


地震と津波、そして原発事故。地震と津波の被害に遭った家や物はまた作り直すことが出来、また元の場所に帰ってこれます。しかし、放射能に汚染されてしまったところにはこの先何十年も帰ることが出来ません。もしかすると一生(チェルノブイリ原発の周辺(半径30km)に住んでいた人々は25年たった今でも帰ることが出来ていません)

これだけの被害が出てるというのに政府や電力会社は原発を再稼働しようとしている。理解出来ません。あの事故以来YouTubeなどで沢山の原発に関する映像を見てきましたが、その中から原子力発電所はいったいどういう物なのか、どういう人達が原子力を進めているのかが良く解る映像を紹介したいと思います。もうご存知の方もおられると思います。


小出裕章さん。

小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判


武田邦彦さん。

「原発」恐るべし 保安員 1/2 国民より私


こちらは20年程前にNHKで放送された興味深い映像です。

原子力は安いエネルギーか?


いかがだったでしょうか?いままで如何に原発に関して知らなかったか、というより関心が無かったか。チェルノブイリのことは知っていましたが、ほんとに他人事のように捉えてました。
それぞれが自分自身のことと捉えて訴えていかないと政府や電力会社も変わりません。僕がその為に何をしているかと問われれば、何も出来ていないかもしれません。でもこのブログを通して原発のことを知り、考えて下さる方が少しでも増えてくれたらと思いますし、それが今僕に出来ることかと思います。ここには載せませんでしたが、原子力安全保安員や電力会社、政府御用達の教授など、原子力を推進している方々の映像を見るのも良いと思います。

2012年3月10日 (土)

Fasnacht!

さて、バーゼルの一大行事Fasnacht(ファスナハト)の様子をご報告します!

バーゼルのファスナハトはスイス最大のカーニバルで、起源は14・15世紀まで遡るそうです
両親がこのお祭りの期間に合わせて遊びにきてくれたので、一緒に見に行くことに。
開始時間はなんと朝の4時これをMorgenstraichモルゲンシュトライヒ「夜明けの一撃(直訳すると朝のイタズラ)」と言い、街灯をすべて消し真っ暗な中、4時を回ったと同時に、仮装して頭に灯籠を付けた人々が一斉に太鼓とピッコロを鳴らします。ワァっと歓声が上がりました。朝の4時だというのにモルゲンシュトライヒを見る為に路上には溢れんばかりの人が集まってきています。寒さも忘れますね

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身体に響く太鼓の音、可愛らしいピッコロのメロディー、暗闇に浮かぶ灯籠の明かり、本当に素晴らしかったです!


お昼から始まるパレードもとてもにぎやかです。

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                 こんな怖い仮装をした集団も

聞くところによると、それぞれのチームが前の年にあった時事問題など、テーマを決めてそれを仮装で表現しているのだそうです。ヨーロッパ金融危機問題、環境問題、移民問題等々。
またキリスト教以前からある異教徒の慣習、キリスト教の儀式、また、宗教とは関係のない民族の風習が混ざり合っているらしく、色々な意味を持っているお祭りなんですね。深いです、、。

2日目は子どもたちのパレード。子どもたちの笑顔を見ているとお祭りの意味も忘れてしまいます
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パレードカーからお菓子を投げてくれたり、紙吹雪を投げてくれますそうそう、ファスナハトを見る為にはPlakette(プラケッテ=バッジ)を買わなければいけません。バッジを付けてないとWaggis(ヴァッギス)と呼ばれる仮面をかぶった人達に大量の紙吹雪を投げられます。バッジの収益金が次の年のファスナハトの運営費となるので、彼らはちゃんとバッジを付けているかどうか眼を光らせています(笑)まぁ付けてても投げられたりしますけどね母が被害に遭ってました(笑)

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これがバッジ金・銀・銅の3種類があり毎年デザインも変わります。
銅は8フラン(7〜800円)で金は45フラン(約4000円)金額の差は、金のバッジを付けている人の方が沢山物を貰えるなどの違いがあるみたいです
3日間見る体力は無かったですが、ファスナハトの雰囲気をたっぷり味わうことが出来ました!

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