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2012年2月 5日 (日)

パリ!

少々ご無沙汰しておりました。こちらは久しぶりに雪が降っています
先週が第一課程最後の週だったのでとても慌ただしかったです。今週から1ヶ月学校はお休みです。

さて、先日パブロ・マルケス先生のコンサートを聴く為、アレッハンドロとパリに行ってきました!!中学2年の時に家族でパリを旅行したことがあったので、実に7年ぶりです。
行きはアレッハンドロがネット上でパリまで行くドライバーを見つけてくれたので、車で行くことになりました。この方法は初めて知りましたが、結構みんな利用してるみたいです(安上がりですからね
最初は心配でしたが、お会いしてみるとスーツ姿のハンサムな男性で、しかも新車!(フランスの新しい会社だそうです)快適にパリまで行くことが出来ました

着いた時にはもう夜だったのでアレッハンドロの友達の家に行くことに。ここに2泊させてもらいました。心温かいメキシコ人の夫婦でした(写真取り忘れてしまった)

次の日はコンサートも無く、1日空いていたので街を観光することに!
街を歩くと7年前の懐かしい記憶が蘇ってきます。ただあの当時はまだクラシック音楽や芸術に興味を持つ前だったので、初めて出会うものにだただた衝撃を受けてましたが、今回はまた違った角度から見ることが出来ている気がします。
パリは大都市でありながら歴史を感じさせる石造りの建物がそのまま残っているところで、ほんとに圧倒されます。

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                         オペラ座


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                      ノートルダム大聖堂


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                   そしてコンセルヴァトワール

大萩康司さんや松尾俊介さんが通われていた学校です!「のだめカンタービレ」にも出てきましたね!

コンセルヴァトワールの隣にある楽器博物館にも寄りました
イヤホンを借りてそれぞれの時代や楽器の説明と録音を聞けたのでとても勉強になりました。

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         チェンバロはもう美術品ですね!いつまででも眺めていたいです。

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                     銘器ロベール・ブーシェ

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これなんだか解りますか?なんと指を鍛えたり広げたりする道具だそうです自分は関節固いから欲しいなぁ(笑)

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            亀いえいえ、バロックギターです弾けるのだろうか?(笑)


料理で言う「見た目から」と同じで、楽器もまず美しさが大事だなぁと思いました(装飾が綺麗だとかいう話ではありません)制作者の魂がこもっている楽器はそれ自体が意志を持っているような、生きているような気がします。そういうものにはやはり惹かれますね。今の時代は「安くて早くて便利!」を求め、その結果機械化が進み楽器に限らず無機質なものが増えて本物が少なくなってしまっているのが本当に残念です。演奏もそうですね。自分も機械的にならず、魂を乗せた演奏が出来るよう精進していきます。

おっと、話が逸れてしまいましたね戻りましょう。

パリには計4泊しましたが、もう2泊はフランス人一家のお宅に泊めさせてもらいました。ピアニストのルドヴィクとご両親の3人家族。お父さんはとても日本が好きな方で、風鈴や茶飲み邦楽のレコード、さらに庭には竹が植えてありました!空手や太極拳も習っていたそうです。

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夕食の時に。左からルドヴィク、お母さん、お父さん、アレッハンドロ(髪をバッサリ切ってます)
毎食すごい御馳走でお腹いっぱいいただきました。

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                     チーズも美味しかった〜


ここの家族もメキシコ人のご夫婦も初対面の僕を快く迎え入れてくれました。「友達の友達は友達だ」という感じでしょうか。それにしても心が広いです。


さて、次はこの旅の目的であるパブロ先生のコンサートに参りましょう!
会場は中心部にあるTheatre du Chatelet(シャトレット)ここで10日間ほど作曲家のOscar Strasnoy(オスカー・ストラスノイ)の作品を中心としたフェスティバルが開催されてました。
パブロ先生は3公演に出演され、すべて違うプログラムというハードスケジュール。3つ目の演奏会は聴けませんでしたが、おそらく先生が一番力を入れていた曲、ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)のギターとオーケストラの為の作品(ほぼ協奏曲)を聴くことが出来ました。
ほんとに素晴らしかったです!今まで現代曲には苦手意識が有り近寄り難かったのですが、考えを大きく変えさせられました。これまで現代曲を聴いても自分の中に残るものが無かったのですが、今回はしっかりと残りました。何故なのだろう?指揮者はSusanna Mällkiという女性の方で恐ろしく正確に振っていましたが何かが足りない。現代曲において正確さはとても重要だと思いますが、そこにさらに何かが欲しい。パブロ先生はその何か想像を引き立てられるもの(薄っぺらくなってしまうので詳しくは書かないことにします)を表現されていたのだろうと思います。

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                   古くて重みのある素敵なホールです!

2公演目はオスカー・ストラスノイの作品(様々な時代やジャンルの作曲家のテーマを使ってアレンジした曲)編成は歌(カウンターテナー)、ギター、ピアノ、コントラバス、パーカッション。これはとても楽しかったです!
バッハの曲からラテンもの、そしてイングリッシュソング(名前忘れたけど有名な曲)へと続いて行きます。世界にはまだまだ知らない曲や作曲家がいるんだなぁと思いながら聴いていました。
歌手の表現の幅が広くて感動しました。会場からは口笛やブラボーが飛び大盛り上がりでした


次の日バーゼルに帰ってきました。まだ6ヶ月しか住んでいませんが着いたときホッとした気持ちになりましたでもいつかまたパリに行きたいなぁ、、(o^-^o)

皆様、最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました!

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コメント

こで

ありがとう!こでもパリに行ったことあるんだ(*^-^)
文章書くのにすごく時間掛かってしまうけどそう言ってくれるとがんばれるよ!

まぁ!!いい旅だったね〜(笑)いいなぁ。^^*こでもパリに行ったよ〜1日だけ。それにしても、文章が楽しい。楽しかったり、感動したりが伝わってくるよ!!

YUINAちゃん

レッスンないよー。1人で黙々と練習してます
ゆいなちゃんもいつかヨーロッパ来れたら良いね!きっと財産になるよ。
冬のオフシーズンは航空チケットも安いみたいだから、頑張って親を口説き落とせたら勝ちだね

今年の夏は帰る予定だからまた連絡するね!

風じん・雷じんさん

ありがとうございます!
お元気ですか?僕もM子さんのブログ読ませて頂いていますよ!
いつも心の中で「クロ君がんばれー!」と叫んでいます。ずっと元気でいてほしいです

Netu Fanさん

現在福田先生はブーシェを使われてませんが、でも長い間弾いてたそうです(今そのブーシェはフォレストヒルに有ると思います!)大萩さんもずっとブーシェを使っていますよね。

そうです松下先生と同じ楽器です(タイプは違いますが)
中野先生もそうですし、岩松さんもマルセロ・バルベロ・イーホを使っています。けっこうバルベロ人口多いですね
竹内先生のギターも素晴らしいですよね。これまで聴いたヘルマン・ハウザーの中で一番好きな楽器です!
この1ヶ月はギターの練習とドイツ語を猛勉強しまーす(^-^;


大学休みのときってレッスンは行われないんですかあ!?
てかすごいなあヨーロッパ。

私はノーマニー。イケナイデス。w

一時帰国するときはお知らせください♪
演奏も聞かせてください(#^.^#)

素晴らしい、いつも読ませていただいています。お体に気をつけて!!

久し振りの更新 待ち遠しかった分 たっぷりの内容に興奮気味です。
パリ観光 楽器のこと 心温かいお友達のこと パブロ先生の演奏のこと
全て胸きゅんと来る内容でした。
沢山の経験を経てフユキ君の感性が厚みを増し 豊かになって行くさまが
目に見えるみたいです。
心に届く音はテクニックばかりでは駄目だってこと私にも共感できます。

楽器のことはほとんど知らないので教えてもらって助かります。
ロベール・ブーシェは福田進一先生の愛器だとネットで知りました。
フユキ君の愛器は松下先生と一緒だとか?
竹内先生に楽器から教わると言うお話をしたら
先生には わかるとおっしゃていました。当然ですよね。(笑)
お休みの間はギター特訓ですか?体に気をつけてがんばって!


ナカムラユミさん

コメントありがとうございます!元気ですよ(*^-^)
滞在したとこの家族もそうですが、こっちが英語でしてもフランス語で返して来るんです(苦笑)
ほんとに大変でしたアレッハンドロはフランス語ペラペラなので色々と助けてくれたんですが、全部頼るのもなんだったので、自分もフランスに行く前に片言の単語を調べてから行きました。向こうもこちらが片言のフランス語でも喋ってくれると嬉しいみたいです(*^.^*)

こちらは今朝マイナス8℃でしたそちらは寒いですか?
是非いずれお会いして沢山話しましょう!

お久し振りです!お元気ですか?
パリ素敵ですね(*^^*)
私も一度は行ってみたい街の一つです。
フランス人は英語をあまり話してくれないと聞いたことがありますが、コミュニケーションはフランス語で取っていたのですか?

毎回ブログ読ませていただいてますが、色々な素晴らしい体験をされてるようで、羨ましい限りです!
次にお会いしたときは、色々とお話を聞かせて下さいね(*^^*)
寒さに負けず、頑張って下さい!
長文失礼しました(..)

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