オスカー・ギリア
今週の月曜日から水曜日にかけてオスカー・ギリア先生のマスタークラスが行われました!
オスカー・ギリアという人は自分の音楽人生においてとても大きな存在であります。
というのも初めて聴いたクラシックギターのコンサートがオスカーギリアのリサイタルだったのです。
6年前の夏、あの時のコンサートは今でもはっきりと思い出すことが出来ます。なんと演奏中に鼻歌が聞こえてきたのです!そのとき「なんて楽しそうに弾くんだろう!」と思いました。それまでクラシック音楽のイメージは真面目でお固いものだと思っていたのですが、そうではないんだと思わせてくれたコンサートでした。なので僕をクラシックの世界に引きずり込んでくれた人なのです(笑)
いつかこの人に習いたいと思っていたのですが、去年やっと叶いました。
毎年7月にイタリアのシエナで夏期講習会が行われていて、去年参加してきました!
今回オスカー先生の写真が撮れなかったので、シエナでの写真を載せますね。
とても素晴らしい部屋でのレッスンです!
こちら僕の好きな一枚。巨匠の香りがぷんぷんします(笑)
今年は留学の準備で行けなかったので心残りだったのですが、まさか来て下さるとは!
でももともとオスカー先生はバーゼル音楽院の教授だったのです(おそらく2004年まで)
オスカー先生の後任がパブロ先生なのです。物事はいろいろと繋がりますね。
オスカー先生はレッスン中ギターは殆ど弾かず、歌って教えてくれます。歌いながらフレーズごとに色々なキャラクターを当てはめていき、絵本や小説の様に物語(音楽)を作っていきます。
ギターは撥弦楽器なので弾いた音は減衰していってしまうのですが、音と音を繋げるように意識することによって繋がったように感じることができます。容易ではありませんが
あるヴァイオリニストの方が「音楽は錯覚の芸術だ」とおっしゃってたのですが、成る程と思いましたね。
オスカー先生は要求どうりに弾けるまで絶対に次に進ませてくれません(苦笑)
しかもイタリア人なので感情の起伏が激しく出来ないと爆発することもしばしば!
幸い僕はまだないですが、今までに何人も大声をあげられているの見てきたので、もう必死です(笑)
まぁそれ以前にレッスンでは如何にその場で反応出来るかがとても大事だと思いました。
その場で出来なかったのに後で練習したらすぐ出来ちゃった、なんてこともしょっちゅうですけどね(汗)
今回も本当に勉強になりました!来年はまたシエナに行けたらいいなぁ(*^-^)
木曜日に学校のカフェテリアでドイツ語の勉強をしていたらオスカー先生がやってきて(以下全部日本語)
O:「なにしてますかー?」
僕:「ドイツ語の勉強してます!」
O:「そうですか!私は25年間ここ(バーゼル)に住んでいましたが、ドイツ語勉強しませんでした笑」
と言って去っていきました。そう、日本語が堪能なマエストロなのです
でもこんなに喋れたっけ?と驚きました。レッスンでも日本語連発でした(笑)
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